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受注生産の受けすぎを防ぐ|材料在庫と制作枠の管理
材料があっても作れる数には限りがあります。1週間の作業時間から受注枠を考える方法。

この記事の内容
受注生産では、材料が残っていても短期間に作れる数には限りがあります。売り切れを防ぐだけでなく、約束した納期に間に合う制作枠を管理しましょう。
材料と時間を別に数える
材料が100個分あっても、1週間に制作できるのが20個なら、短納期で100個受けるのは難しくなります。材料在庫と、納期内に作れる数量を別に把握します。ショップ上の販売数量をどちらに合わせるかも決めておきます。
制作枠の計算例
1週間の制作時間が10時間、1個30分なら計算上は20個です。ただし確認連絡、やり直し、梱包などに時間が必要です。仮に2時間を予備として残せば、制作に使える8時間で16個となります。これは架空の例で、予備時間は実績から調整します。
商品ごとの重さをそろえない
文字だけの商品と写真加工がある商品では、かかる時間が異なります。すべてを「1件」として扱わず、軽い注文・重い注文など制作時間の目安を持ちます。慣れるまでは商品数を絞るのも有効です。
満枠のときの案内を決める
販売を一時停止する、次の受付日を案内する、納期を延ばして受け付けるなど、店が対応できる方法を選びます。納期を延ばす場合は注文前に伝え、すでに受けた注文と新規注文の条件を混同しないようにします。
材料の欠品にも備える
包装資材や付属品が足りなければ、加工が終わっても発送できません。主材料だけでなく、よく使う資材も確認します。代替品に変更する場合は、商品説明や購入者への案内との整合を確認してください。
毎週見直す項目
- 未着手、確認待ち、制作中、発送待ちの件数
- それぞれの発送予定日
- 制作に必要な材料と資材
- 翌週に新しく受けられる数量
納期の案内と合わせて、受け付けられる数を先に決めましょう。

制作枠に入れる時間は、加工だけでなく段取りの切替も数える
名入れの文字を変更するたびに、データを開く、注文票と照合する、材料を置き直す作業が生まれます。同じ商品を続けて作る日と、一件ずつ別の商品へ切り替える日では、加工時間が同じでも予定が変わります。受注枠を決める記録には「一日共通の準備」「一件ごとの作業」「発送前の照合」を別に書くと、何を減らせるかが見えてきます。
架空の一日100分の制作枠で、共通準備15分、発送確認10分、割込み用の予備15分を取るなら、各注文へ使うのは60分です。一件20分の想定では三件になります。100÷20で五件を受ける計算は、準備と確認の40分を割り当てていません。この数字は制作実績や適正件数の目安ではなく、自店の記録へ置き換えるための計算例です。
作り直しが出た日は、翌日の空き枠を先に書き換える
架空の例で三件のうち一件に再制作20分が必要になったら、予定にない四件目として押し込みません。予備15分で足りるか、残りの工程をどこへ移すかを分けます。翌日の枠を使う場合は、翌日まだ販売できる件数も減らしてから、案内する納期を読み直します。
残す欄は「予定件数/実際に完成した件数/未完了の理由/次に必要な時間」です。校正の返事待ちは、機械が動けなかった時間と別に記録します。返事がそろった日に全件を同時着手する前提にしないためです。繁忙期の枠を増やす前には、直近の通常日と段取りの多い日を並べ、確認作業を削って帳尻を合わせていないかを見ます。