制作・運営
名入れギフトを別々の住所へ送るには?商品・名前・届け先を一行で結ぶ受注表
複数の名入れ商品を別住所へ送る注文で、購入者と受取人、商品ごとの仕様、送料を分ける方法。

この記事の内容
購入者の名前と、商品に入れる名前を分ける
一人が家族の分をまとめて買い、別々の住所へ送る注文では、商品行・名入れ仕様・届け先番号を一組にします。「お母さんの分」「もう一つの住所」のような呼び方だけで処理すると、連絡を読み返す人によって解釈が変わります。受注表では注文番号に加えて商品01、商品02と行を振り、届け先A、Bへ結びます。
購入者名、商品の印字名、送り状の宛名は役割が違います。購入者の氏名を印字欄へ自動でコピーせず、指定された文字を確定させます。配送先を変更する場合も、届け先だけが変わるのか、贈る商品も入れ替わるのかを聞きます。この記事は小規模店の運用例です。使うカートが複数配送へ対応するかは別に確認してください。
受注表は、商品と箱を別の番号にする
商品01と商品02を同じ箱へ入れるケースもあるので、商品番号と箱番号を同じものにしません。商品行には仕様、箱には宛先と配送方法を持たせると、一箱を二箱へ分ける相談にも対応しやすくなります。住所の全文を制作画像へ載せる必要はなく、作業工程では届け先番号で照合します。
| 商品行 | 印字指定(架空) | 箱番号 | 届け先 |
|---|---|---|---|
| 01 | HARU | P01 | A |
| 02 | SORA | P02 | B |
| 03 | THANK YOU | P01 | A |
この例では商品が三つでも箱は二つです。商品数で送り状を三枚作ったり、注文が一件だから一枚にしたりせず、実際の箱の数から用意します。包装を商品ごとに分ける指定と、配送を箱ごとに分ける指定も区別します。
送料は、注文合計だけで確定しない
複数宛先を受け付けるなら、追加送料をいつ計算し、どの画面で購入者へ知らせるかを先に決めます。カートが一宛先しか持てない場合、注文後の備考欄だけで二宛先を約束すると、料金や発送通知に矛盾が出ます。別注文に分ける方式も含め、店の処理能力と案内を合わせます。
架空例として商品代合計6,000円、箱Aの送料700円、箱Bの送料900円なら、包装代などがなければ合計7,600円です。購入者へは二つの送料をまとめて1,600円と示すだけでなく、二個口であることも説明します。実際の送料、無料条件、決済変更の可否は販売条件に従い、この例の金額を自店の料金として使わないでください。
梱包台には、一つの届け先分だけを出す
商品を全件並べ、最後に送り状を貼る工程は、同じ形の商品が続くほど取り違えやすくなります。箱P01の受注行だけを表示し、商品、包装、同封物、送り状の順に確かめてから次の箱へ移ります。名入れ面が包装で隠れる場合は、包む前の照合と箱詰め時の照合を分けます。
作業写真を残すなら、商品行と箱番号が分かる範囲にとどめ、住所や連絡先まで不必要に撮り込みません。写真があるだけで確認済みにせず、誰が何を照合したかを受注表へ残します。一人で作業するときも、制作直後と発送直前を別の時点にすると、思い込みを見直す区切りになります。
架空の三商品注文を、発送直前まで追う
商品01と03を届け先Aへ、02をBへ送る架空例を、受注から発送まで追います。受注時には三つの商品行を作り、校正では各行の印字を承認された版へ結びます。包装時にはP01に01と03、P02に02と書いた作業票を使います。送り状を出す担当は、制作時の名前ではなく、P01と届け先A、P02と届け先Bの対応を読みます。
途中で商品03の包装だけを変えたいと連絡が来た場合、住所の変更とは切り離します。商品03の包装欄を修正し、P01の箱へ入る大きさが変わるかを見ます。変わるなら配送方法と送料の再確認が必要ですが、P02の宛先や商品02の名入れを一緒に直す理由はありません。影響する範囲を一つずつ書くと、注文全部を最初からやり直す扱いを避けられます。
出荷後は箱番号ごとに追跡情報を残し、購入者への案内にも二個口と分かる形を使います。一方が届いた連絡だけで全商品を完了にせず、P01とP02の状態を照合します。店内だけの作業番号を相手へ説明し過ぎる必要はありませんが、問い合わせを受けた担当がどの箱の話かたどれることは必要です。受注表へ戻る入口を残すと、制作と配送の両方を確認できます。
一箱だけ変更された時は、全体へ戻って数を合わせる
届け先Bが来店受取へ変わった架空の注文なら、P02の送り状を止めるだけでなく、送料、発送通知、商品02の保管場所も変更します。P01へ勝手に同梱せず、購入者が希望した受取方法を記録してください。配送前の変更をどこまで受けるかは、店の締切と実際の配送状況に合わせます。
最後は受注表の商品数、箱に入れた数、発送または手渡し待ちの数が一致するかを見ます。「一件発送済み」という注文単位の表示だけで三商品すべてが完了したとしないことが、この受注表の目的です。商品番号の設計は商品行コードの記事にも整理しています。